LIFE is Rafting !!

いつか振り返ればきっと一瞬であろう、まるで”おとぎ話”な怒涛の子育て記録。

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親愛なる祖父へ

 29, 2015 12:06
7月10日、
私の心の支えでもあった祖父が、
極楽浄土へ旅立ちました。

5月中旬から、入院していた祖父。

いよいよ厳しいという連絡を受け、
ちっとも実感の伴わない、
空虚のような哀しみとともに佐賀へ飛び、
空港から病院へ直行したのが7月8日。

その2日後のことでした。


母方の祖父。
私は初孫だったこともあり、
人一倍、祖父からの愛情をもらったように思います。

穏やかで、全てが温かくて、
揺るがぬ信念を持ち、静かな威厳のある、
尊敬してやまない祖父でした。

7/11に通夜、7/12に密葬を終え、
本日が、本葬。

(祖父は寺の元住職だったため、
 密葬は内々ですぐに済ませ、
 本葬はしばらく時を置いてから執り行うのが
 寺の習いなのだそうです。)

本当は、本葬にも出たかったのだけれど、
仕事や幼稚園の都合もあり、
あまりに長くは実家に滞在もできず、
密葬で十分に送った気持ちもあり、
今日は、東京から静かに祖父を想っています。

おじいちゃん、
空の上から見てくれていますか?
今、心から、その想いです。


実は、先日の密葬で、孫一同を代表し、
お別れの辞を読みました。

あらためて、今日、その弔辞を祖父に捧げます。

おじいちゃん、ありがとう。
ただただありがとう。
どうかこれからも見守っていてください。


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孫12名を代表し、この場を借りて、
祖父にお礼を伝えさせてください。


おじいちゃん。
まだおじいちゃんが旅立ってしまった実感がありません。

幼い頃から、大人になっても、
いつもいつも変わらず、ここに遊びに来ると、
「おお!いつ来たとか!よう来た!」と
本当に大きな笑顔で迎えてくれました。

おじいちゃん、
今、そこで、そう思ってくれているでしょうか。

今にもそう言いながら、
いつものようにがっしりと手を握ってくれるようで、
あのいつもの居間の椅子で、「ほら、これ食べんか」と、
次々に食べ物をよこしてくれるようで、
私は、まだ正直、おじいちゃんの不在が
嘘のように感じています。


さて、思い返せば、
おじいちゃんとの思い出は、数えきれぬほどありますが、
中でも、特に私の人生を支えている出来事があります。

約15年前、
私が大学受験を控えた冬のはじめのことでした。

突如、おじいちゃんが
私に一枚の葉書を送ってくれましたね。
おじいちゃんから私宛に
葉書が届くなんて初めてのことで、
それだけでもグッと来たのですが、
その葉書には、力強い文字で、
ただ一言、こう書いてありました。

「冬の頑張り、春の歓喜だ。しっかり頼むぞ。」

と。

この厚い信頼と愛情のこもった一言に、
私はどれだけ勇気づけられたことでしょう。
心がすっと鎮まるような、腹にグッと力の入るような、
あの感覚を忘れることはできません。

そして、亡くなる2日前、
面会に駆けつけた病室で、
持ってきたあの葉書をおじいちゃんに見せると、
おじいちゃんは確かに思い出してくれたように見えました。

そして、ニコニコと穏やかに再会を喜んでくれつつも、
声にならない声で、懸命に私に言ってくれましたね。
「一生懸命、勉強せんばいかん。」と。

水を欲するのが精一杯、という状態だったのに、
「勉強するんだぞ、謙虚に懸命に進むんだぞ」
ということを伝える眼差しだけは、
変わらず確かだったように思います。
そこに、おじいちゃんの信念を、強く感じました。


一生勉強。
まだまだ未熟だけれど、
そのおじいちゃんの姿勢を、確かに受け取ったからね。


おじいちゃん。
あの受験の時はもちろん、
これまでにあった人生の沢山の選択の時、
必ず思い起こされたのが、あのおじいちゃんの葉書です。

つい楽な方へ逃げそうになり、
思わず挫けそうになるその時に、
私の背筋を正させ、やるべきことや自分の内なる希望に、
向き合わせてくれたのは、おじいちゃんでした。

日頃多くの言葉を交わさずとも、
私の背中を、遠くから、静かに、
どっしりと支え続けてくれたのが、おじいちゃんでした。

そして、たとえ、この現世に不在になっても、
おじいちゃんの魂は、
これからもずっとずっと私たちを支えてくれます。


おじいちゃん、今までありがとう。ありがとう。
そして、本当にお疲れ様でした。

おじいちゃんのあの力強い握手を胸に、
私たちも懸命に励みます。

庭を掃き清めるおじいちゃんのあの凛とした姿を胸に、
日常を大切にする、ということを私も大切にしていきます。

どうかどうか、お浄土でゆっくり休んでくださいね。
そして私たちをこれからも見守ってください。

おじいちゃん、
本当にありがとうございました。


理美

おじいちゃん葉書

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